早い梅雨明けですっかり炎暑の7月。さて、どこ山に行きましょうと考えると、やはり標高の高い登山口の山が良かろうということになりまして、となると、大峰の行者還トンネル(八経ヶ岳)か釈迦ヶ岳の太尾登山口かなあと考えていたのですが、前回が大峰山系大普賢岳であったので、今回は岡山県と兵庫県の境の後山を標高大体1000メートル弱の駒の尾登山口から登ろうということになりました。後山は尼崎から2時間半くらいでいけるので、登り出しが早い時間に出来る点も真夏の登山には持って来いです。(行者還だと行き道3時間半、太尾登山口だと4時間はかかります)
登山口までは鳥取自動車道西粟倉インターから30分くらい。道の駅がインター出口そばにありますので、そこでトイレを済ましておくとよろしいかと思います。(登山口にもトイレはありますが、いわゆる汲み取り式です)整備の行き届いた駐車場と登山口です。ありがたいことです。感謝しつつスタートです。自然林の中を標高を上げていきます。
歩きやすい道で斜度もそこまでキツくもなく、幸い少し霧がかかっておりましたので、暑さもしのぎやすく、汗はかくものの熱中症の心配をするようなものではなかったので、本当にラッキーでした。最近はどの山でもクマに注意という看板を見かけるので、まあいつものことだね・・・と思うのですが、霧の中だと急に出現してもおかしくはないので、いつもより熊鈴を多めに鳴らしつつ歩きます。(熊鈴をステッキのハンドルにぶら下げているので、鳴らしたいときは鳴らしやすいのです。)
1時間と少しで最初のピークの駒の尾山に到着です。
ストーンヘンジのような感じで石が並べられていて、石に方位が示されています。ちょうど座れるようなサイズ感なので、致せり尽くせりの山頂です。駒の尾山から後山への道のりは鍋ヶ谷山、船木山の2つのピークがあるものの、概ね斜度のゆるい稜線歩きとなります。ただし木陰ではないので、暑いは暑いだろうと覚悟していたのですが、霧がかかっていて、実に快適、涼しく歩くことが出来ました。
時折木陰もあります。立派な木だなあと隊長も感心しておられます。
珍しく、山頂なのに他の登山者もおらず、ここで昼食としました。
いつものようにさっとパンを食べて、少し休憩したら下山です。
来た道をピストンで帰るのは少しつまらなくもありますが、暑いさなかの登山で、往復で5時間強、登山口も高いところ、ちょうどいい感じの山行となりました。
帰りは西粟倉インターそばの道の駅で野菜を買って帰りました。安くて豊富でした。ありがたや。